金貨の人気ランキングTOP5|投資向きの金貨の選び方と買取価格の仕組み
金貨の3つの種類を知っておこう
金貨を選ぶ前に、まず金貨には大きく3つの種類があることを理解しておきましょう。
地金型金貨
投資用に各国の造幣局が発行する金貨です。金の純度が保証されており、金そのものの価値(地金価格)に連動して取引されます。メイプルリーフ金貨やウィーン金貨ハーモニーが代表例で、金投資の入門として最も人気があります。
収集型金貨(記念金貨)
国家行事やオリンピックなどを記念して発行される金貨です。発行枚数が限られているため、金の地金価格+希少性のプレミアムが上乗せされて取引されます。天皇陛下御即位記念10万円金貨などが代表例です。
アンティークコイン
100年以上前に発行された歴史的な金貨です。希少性とデザインの美しさから、コレクター市場で地金価格を大きく超える価格で取引されることもあります。ウナとライオン金貨が世界的に有名です。
投資初心者には地金型金貨が最もおすすめです。価格が金相場と連動するため値動きが分かりやすく、世界中で流通しているため換金性も高いからです。
投資に人気の金貨ランキングTOP5
投資用として世界的に流通量が多く、日本でも入手・売却しやすい金貨を5つ厳選しました。
1位:メイプルリーフ金貨(カナダ)
カナダ王室造幣局が1979年から発行する世界で最も流通量が多い地金型金貨です。純度99.99%(フォーナイン)で、表面にエリザベス2世(現在はチャールズ3世)、裏面にカナダの象徴であるサトウカエデの葉がデザインされています。
国際的な信頼度が極めて高く、日本のどの貴金属商でも売買可能。初めて金貨投資をする方に最もおすすめです。
2位:ウィーン金貨ハーモニー(オーストリア)
オーストリア造幣局が発行する地金型金貨で、メイプルリーフと並ぶ「世界三大金貨」の一つです。純度99.99%。表面にウィーン楽友協会のパイプオルガン、裏面に管弦楽器がデザインされた優美な金貨です。
日本では田中貴金属工業や三菱マテリアルなどで購入・売却が可能で、流通量も豊富です。
3位:カンガルー金貨(オーストラリア)
パース造幣局が発行する世界三大金貨の一つ。純度99.99%。裏面のカンガルーのデザインが毎年変わるため、コレクター要素も楽しめます。
投資性とコレクション性を兼ね備えており、デザインの変化を楽しみながら資産形成したい方に人気です。
4位:イーグル金貨(アメリカ)
アメリカ造幣局が1986年から発行する地金型金貨です。純度は91.67%(22金)で、上位3つの99.99%と比べるとやや低いですが、アメリカドルの法定通貨としての裏付けがあり、世界最大の経済圏で流通しています。
表面の自由の女神、裏面の白頭鷲のデザインはアメリカを象徴する人気デザインです。
5位:クルーガーランド金貨(南アフリカ)
1967年に発行が始まった世界初の地金型金貨です。純度は91.67%(22金)。歴史的に地金型金貨市場を開拓した存在として知られますが、現在は日本での流通量がやや少ないため5位としました。
金貨投資のメリット
少額から始められる
金貨には1オンス(約31.1g)のほか、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスなど複数のサイズが用意されています。1/10オンスであれば数万円から購入でき、インゴットに比べて圧倒的に手軽です。
保管が容易
コイン1枚は手のひらに収まるサイズのため、自宅の金庫や銀行の貸金庫に複数枚保管しても場所を取りません。インゴットと比べて保管の負担が小さいのは金貨ならではのメリットです。
コレクションとしても楽しめる
カンガルー金貨のように毎年デザインが変わるものや、記念金貨など、美術品・歴史品としての楽しみもあります。純粋な投資だけでなく、趣味と実益を兼ねられる点は金貨の独自の魅力です。
金貨投資のデメリット
プレミアム(割増)がかかる
金貨は鋳造費やデザイン料が上乗せされるため、同じ重量のインゴットより割高です。例えば1オンスのメイプルリーフ金貨は、同重量の金地金よりも数千円〜1万円程度高くなります。この差(プレミアム)は売却時に回収できないことが多いため、純粋な投資効率ではインゴットに劣ります。
偽物のリスクがある
金貨には精巧な偽物が流通しています。信頼できる貴金属商や公式ディーラーから購入し、鑑定書付きのものを選ぶことが重要です。フリマアプリやオークションでの個人間取引はリスクが高いため避けましょう。
保有しても利息・配当がない
インゴットと同様、金貨を持っているだけでは収益は生まれません。利益は売却時の値上がり益(キャピタルゲイン)のみです。
金貨の買取価格はどう決まる?
金貨を将来売却する際に知っておきたいのが、買取価格の算出方法です。
地金型金貨の場合
買取価格 = 当日の金グラム単価 × 金貨の純金量(g)
例えばメイプルリーフ金貨1オンス(純金31.1g)の場合、金の買取単価が1gあたり15,000円なら、買取価格は約466,500円が目安です。地金型金貨はプレミアムが少なく、ほぼ地金価格で売却できます。
収集型・アンティーク金貨の場合
買取価格 = 地金価格 + 希少性プレミアム
発行枚数が少ない金貨や、鑑定機関(NGC・PCGS)の高グレード品は、地金価格を大きく上回るプレミアムが付きます。ただし、プレミアムの評価は買取店によって差が出るため、コイン専門の買取店を含めた相見積りが重要です。
売却時の注意点
- 売却益は譲渡所得として課税対象(年間50万円の特別控除あり)
- 保有期間5年超なら課税額が半分に軽減される
- 購入時の領収書は必ず保管しておく
まとめ
金貨投資で最も人気が高いのは、世界三大金貨(メイプルリーフ・ウィーン・カンガルー)を中心とした地金型金貨です。純度99.99%で品質が保証され、世界中で売買できる高い流通性が魅力です。
少額から始められ、保管も容易な金貨は、インゴットに比べて投資のハードルが低い一方、プレミアム分のコストがかかるデメリットもあります。
金貨の売却を検討している方は、複数の買取店で査定額を比較することが大切です。キンスコでは全国の金買取店の情報を比較できます。最適な売却先を見つけましょう。
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